というわけで、残りの二つの物体も、
カナヘビの卵であることが判明した。
私があれこれあれこれ考えるも、
西山さんの至極まっとうな提案にて、
新人たちに、その卵を託すことにした。
ペアになって、責任をもって卵を孵すこと。
今回は、子どもとの共有はなしである。
まずは、自分たちがどっぷり体験することが大切だ。
新人たちは、卵があった場所の土と葉っぱを持ち帰り、
ネットで調べまくって、環境を整えた。
彼女たちが教えてくれたところによると、
カナヘビの卵には上下があって、
向きを間違えておいてしまうと窒息してしまうそうである。
ということは、森で切ったとき、端っこを間違えていたら、
カナヘビは死んでいた。
偶然に感謝。
新人たちは、卵にライトをあてて、カナヘビの位置を確認し、
そっと大切においた。
そして、交互に持って帰り、みく先生が、
ラッキーなことに、卵の孵化に出会えた。
彼女は、やく2時間固唾をのんで、それを見守り続け、
貴重な映像を残してくれた。
もう一つも次の日に孵化して、元気に動き出した。
さて、どうなるかな、これから。
新人とカナヘビのすてき。