どうして、こうも子どもに人気があるかな。
と、疑問に思い、
ある日その彼女を少しの間、遠くから観察した。
それでわかったのは、「添う」ということを、
身体で行える人だ、ということだった。
彼女は、子どものお話を聞くとき、
とても自然にしゃがんだ。
子どもの遠くからの視線も感じて、
笑顔で自然に手を振った。
正面で向き合うよりも、
横に並んだ方がいいかな、
と感覚的に感じて、身体の向きを自然に変えた。
本人の心持ちは、相当の迷いでいっぱいであるだろうが、
その身体は、人に寄り添う優しさにあふれていた。
そりゃぁ、子どもは好きだわ。
と納得した。
新人のすてき。