「もう、お父さんて本当にやだ。」
と私がぼやくと、下の息子が言った。
「なんでよ、いい人じゃん。
性格いいし。」
「確かに、性格はいいね。
お母さんに比べて、格段に。」
「自分で性格悪いって言う人は、
まぁ、大丈夫なんじゃない?
僕は、お母さん、好きだけど。
嫌いじゃないよ。」
「あぁ、そう?」
「5割5割かな、好きなとこと、嫌いなところ。」
「ふぅん。
中学生って、みんなそうかね。」
「いや、みんなは、
8割から9割好きだと思うけど。」
そうかい。
息子のすてき。