だいたい、26歳あたりの時期は、
境界線に立つ時期ではないだろうか。
理解力が高まると同時に奢りが生まれる、そんな時期。
若草幼稚園の保育者を見て来ても、すごくそうだし、
自分を思い出してもそうである。
そういえば、通信大学の添削をしていたとき、
一番「頭いいね!すごいね!」と思ったのは、
おしなべて26歳当たりであった。
恩師は、そんな「わかった気になっている」私に課題を持ち、
「これは、強い指導が必要である。」
と思っていたに違いない。
あるとき、「先行研究批判をする」という課題を頂き、
ゼミでレポートを出したとき、
「待ってました!」とばかりの厳しいご指導を頂いた。
最悪。
最低。
何もわかってない。
こういう批判の仕方は失礼。
という内容が、およそ3時間続いた。
3時間て、長いんですよ。
こんなことを言ってはいかんのだが、
「もう、わかりました。」
と言いたかった。
それで、自分は最悪なんだな、
ということは、よくわかった。
恩師のおかげ