下の息子は、気合いで東京に自転車で行ってしまう兄とは違い、
部活は「布団部」と言っていいだろう。
布団をこよなく愛し、とにかく、動かない。
それで、歯医者さんに筋力不足と言われた。
17歳の男の子が筋力不足・・・。
そんなアホな。
これほど体育会系の両親から、
「体育が嫌い」という息子が育つとは、思ってもみなかったが、
筋力不足て何。
「ありえん・・・。」
と私が言うと、
「そんな言い方せんが!」と妹が憤る。
当の本人も、
「医者が、そう言ったってことは、そもそもあり得るってことだろう!」
と怒る。
「普通に、運動せないかんね、でいいやんか。」
と妹。
「ありえんやろう。」とまだ言う私。
それから、しばらくして、またその話になり、
「17歳やぞ!こんなことがあっていいのか!」
と怒り出す私に向かって、
「だから、そんな言い方せんて!
これだけ、反省が生かされん人も珍しい・・・。」
と妹。
「・・・。反省してない。」
そもそも、いつしたよ、反省。
その気まるでないんですけど。
「ああ。
反省してなかったがや。
そうながか。
ふうん。
はぁあ・・・。
(それこそ、ありえん。)」
と妹は帰っていった。
子育てって意外なことばかりですよね。
それで、「こうしたらいい」ってわかってても、
できませんよね。
子育てのすてき。