伝承遊び参観日の打ち合わせで、当日の降水確率が50%ってことを受けて、
M先生が言う。
「ビニール袋、かぶらんといきませんね~。」
ん?
「何が?」
「え、鬼が。
雨で溶けたりするかも、(お面が)。」
しばし、沈黙。
「かぶらんろ~、ビニール袋~。
それ、ヘンやろ~」。
T先生が、
「傘、さす。」
ぶっ。
「そりゃ、黄色いスクール傘、限定やね。
っていうか、傘さすって、
そりゃ、蛇の目しかないでしょ~。
っていうか、鬼が雨気にするってどうよ、
それ、鬼じゃないでしょ~。」
あはははは。
しかし、現実問題、紙でできているお面だから、濡れると困る。
たしかに。
というわけで、先日保護者の方に頂いた古着の、粋な柄の着物を、
ぽんぽんぽんぽんぽんぽんと、
桃太郎侍の雰囲気で被って頂くことに落ち着いたのであった。
「そりゃもったいない、怒られる。」
って話も出たけれど、鬼のイメージのために、背に腹は代えられまい。
許してくださるでござろう、ということに・・・。
当日は、見事晴れて、
こわ~い鬼が、異界からやってきてくれて、
最後は、福の神が花びらを散らして春を呼んでくれました。
福の神、男説あり。
ふふ、誰なんでしょうね~、あの福の神。
キレあるよね~。
そして、Nせんせいの「人でなし」の演技と
Mせんせいの「若い人が犠牲です」ぶりもよかったよね~。
せんせいのすてきに鬼のすてき、
節分のすてきでした。