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日々わくわく
せんせいのすてき
毎日踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴っています。
2025年5月10日
環境の構成・・・どろんこ工場②

じゃぁ、囲っちゃえばいいんじゃないの、説もある。

他の土と混ざらないし、そこで遊ぶと決めればメンテナンスの大変さは軽減される。

だが、それはおもしろくないのである。

「囲う」ことで失われるのは遊びの広がりと自由さである。

 

先日の雨上がりの日は、土がふやけて最高だった。

先生たちもそれを感じて、のっけから裸足であった。

いつものどろんこ工場は、自然に拡大されて、伸びやかに広がっていった。

そして、お化け追いかけっこが始まった。

これは、「囲う」ことでは生まれない遊びの豊かさである。

 

子どもは、太陽が当たる場所と当たらない場所の温度の違いを足裏から感じ、

「違うね。」と先生につぶやいた。

そして、雨水をつぷんと足首まで感じて、笑顔を見せた。

そして、パシャンという音を楽しみ、先生にどろをぶつけて笑った。

どの子も、腰や背中、足元をねらっていて、

礼儀は守っていた。

私は、コンタクトであることに一抹の不安を感じながら、

全力でそこに入りたかったが、お休みの先生の代わりに担当が2歳だったため、

非常に低エネルギーで、2歳さんの泥との出会いを支えていた。

2歳さんは、一つ一つの出会いが、まっこと楽しそうであった。

そんなわけで、どろんこアイスを30個くらい作った。

 

こんな笑顔が開くなら、こんな遊びの豊かさが生まれるなら、

日々のメンテナンスはやるしかないわけであった。

 

環境の構成のすてき。

 

 

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