あるママと面談をしていたときのことである。
話の中で、彼女はこんなことを言った。
正解のないことは、楽しむしかない。
正解のないことに不安を覚えていても、意味がない。
だったら、それを楽しみながら進むしかない。
本当に、子育てや保育には正解がない。
その渦中にいて、苦しみながら歩み続けるママの言葉だった。
息子たちも二十歳を過ぎ、
紆余曲折ありながら、それなりに育ってくれた。
まだ、現在進行形であろうが、
私の子育ては、ものすごく無駄が多かった気がする。
それはこのキャラ故であり、子どもを変えたかったら自分が変わりや、
ということを理解するのにおよそ18年かかった。
プロの技を使えたら、息子たちはとても楽だったろう。
保護者の方に「こうすればいいかもしれませんね、」
なんて言っておきながら、母親になったとたん、別の境地に行っていた。
親は心配の生き物である。
心配に打ち勝つことがどれだけ難しいか・・・。
こんな言葉を紡げるママは、本当にすてきだなと、
心から思う。
あるママのすてき。