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日々わくわく
せんせいのすてき
毎日踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴っています。
2025年11月10日
どっちも取る方法

芋ほりの季節がやってきた。

少し前まで、子どもが芋を掘るために、

マルチを外して、芋のつるは切っておいて、

お芋だけを掘れるようにしていた。

 

だが、いつしか、芋がどんなふうに生っているのか、

ちゃんと見せたいというねがいを持つようになった。

そこで、マルチを外さないで、

葉っぱもつるもそのままの状態で掘ろうということになった。

そこで、問題が起きた。

ムカデが何匹も出てきたのである。

 

そうか・・・。

 

来年、どうする?

と言う話になった。

 

ムカデは危ない。

だが、ありのままの芋を見せたいし、それで芋ほりしたい。

あのモサモサ感は貴重である。

両方をどう叶えるか。

 

そこで出てきた答えは、

子どもと参観に来てくれている保護者への注意喚起だった。

マルチをはがして、つると葉っぱをわさわさしていると、

ムカデが出てきます。(ムカデは出てくるものです。)

気を付けてください。

見つけたら、先生を呼んでください。

ムカデって、こんなんです。

ちなみに子どもたちは、ムカデが出るたびに、

透明のケース越しに見て、学習している。

 

そういうわけで、「ムカデです!」的な声があちらこちらから出て、

みんなちゃんと気を付けてくれて、

見事「ありのまま芋ほり」をすることができた。

 

まぁ、何が変わったって、

マルチを剥ぐスピードとか探ろうとする手つきだろうね。

何も考えんかったら、ざざざーっと剝ぐだろうが、

ムカデが出てくるかもしれん、

となると、注意深くなりますね。

そんなことが、教育的な目的を叶えていく。

 

そして今年も、注意喚起にて成功した。

今年は、子どもたちが、サッとムカデを見つけており、

むしろ保護者のみなさんの「ぎゃー!」という悲鳴があちこちで響いたらしいが、

そのうち、保護者の皆さんも、「ムカデで~す。」というモードに変わった。

 

ムカデは、人間に用事ないわけやし、

いきなりとびかかってくるもんでもないし、

 

なんとかなるもんやね。

 

保育のすてき

 

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