子育てサロン「ぶひぶひ」代表の篠木里恵さん、ことブービーさんと一緒に、
泥遊びをした。
子どもの泥遊びは、一見、キャー!というあの歓声で全てが彩られているように思うが、
実際はそうでもない。
それは、ほんの最後とか、中盤の一部である。
ドロと共に在るなかで、次第に汚れて、すごく汚れるのである。
そして、最後は汚しちまえ、どっぷり行っちまえ、なのである。
波は静かに起こり、次第に大きな流れとなり、渦となって、盛り上がっていく。
その静かな波の間でも、ブービーさんの汚れ方は、
私をハッとさせるものだった。
なんだろう、もう、そこまで汚れてる、
ということと、えらく、美しいということだった。
汚れ方が、美しい。
どうしたら、美しく汚れるんですかね。
例えば、私がスーツを着ているとすると、
ぜったい、避けるよね。
やめてー、と瞬間思います。
白い服を着た人も、たとえそれが保育着でも、瞬間避けるよね。
条件反射的に。
それが、無いんだと思います。
ブービーさんには。
状況を全てどっかりと受け止めて、
散るべくして散った泥が、
当たるべくして、その身体にあたっているのだと思います。
避けられてフニョンとついた泥ではなく、
その身体に向かい受けられた泥なわけです。
おいでと。
その心と身体が、芸術的身体を創るのですね。
歯科検診に来てくださっていた歯医者さんも、
その際立つ存在感に心惹かれてました。
究極の保育者のすてき。
ブービーさんのすてきです。