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日々わくわく
せんせいのすてき
毎日踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴っています。
2015年6月20日
芸術的身体

 

子育てサロン「ぶひぶひ」代表の篠木里恵さん、ことブービーさんと一緒に、

泥遊びをした。

 

子どもの泥遊びは、一見、キャー!というあの歓声で全てが彩られているように思うが、

実際はそうでもない。

それは、ほんの最後とか、中盤の一部である。

ドロと共に在るなかで、次第に汚れて、すごく汚れるのである。

そして、最後は汚しちまえ、どっぷり行っちまえ、なのである。

波は静かに起こり、次第に大きな流れとなり、渦となって、盛り上がっていく。

 

その静かな波の間でも、ブービーさんの汚れ方は、

私をハッとさせるものだった。

なんだろう、もう、そこまで汚れてる、

ということと、えらく、美しいということだった。

 

汚れ方が、美しい。

 

どうしたら、美しく汚れるんですかね。

例えば、私がスーツを着ているとすると、

ぜったい、避けるよね。

やめてー、と瞬間思います。

白い服を着た人も、たとえそれが保育着でも、瞬間避けるよね。

条件反射的に。

 

それが、無いんだと思います。

ブービーさんには。

 

状況を全てどっかりと受け止めて、

散るべくして散った泥が、

当たるべくして、その身体にあたっているのだと思います。

避けられてフニョンとついた泥ではなく、

その身体に向かい受けられた泥なわけです。

おいでと。

 

その心と身体が、芸術的身体を創るのですね。

歯科検診に来てくださっていた歯医者さんも、

その際立つ存在感に心惹かれてました。

 

究極の保育者のすてき。

ブービーさんのすてきです。

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