園長ブログ

せんせいのすてき

若草幼稚園は最高の幼稚園。

なぜかというと、20代から70代まですべての世代にまたがって、先生がいるからです。

若さもすてき、年寄り最高。

幼稚園の先生と言えば、「子どもたちが帰ったら何してるんですか?」 、これが何十年も変わらない質問です。

これに対して、いつも、「う、」 と黙ってしまう私たち。だって、いっぱいありすぎて、一言では言えません。

子どもを心からかわいいと思い、踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴ってみます。

2016.08.30

生きること

 

今を生きる子どもの呼吸は、深い。

空気を身体のすみずみまで送り、

吐き出す。

新しいことを全身で受けとめ、前へ前へと進んでいく。

その存在の輪郭は際立っており、

全てがダイナミックで、瑞々しい輝きに満ち溢れている。

 

私の父も、今を生きている。

 

自ら動くこともできず、話すこともできない。

一日に一度の食事は、フルマラソンに匹敵する。

「なぜ、生きているのだろう」と、

答えのない問いに苦しみながら、

時を紡いでいる。

 

彼に必要なのは、静けさである。

一日、一日が、少しだけ変化を帯びて、終わること。

そうして、永遠ともいえる時間が静かに流れていくことが、

彼を生かす道である。

 

生きるかたちのさまざま。

躍動し、輝く命と、

静寂と永遠のなかに向かう命。

 

人のすてき。