時々、園児の名前が出てこん時がある。
えーと、えーと、と思いながら、
「おはよー。」と挨拶する。
心は、「なんやっけ、なんやっけ。」と思っているので、
妙な間があるが、それでも笑顔で見送り続けるドウモトマミコ。
すると、2歳のYちゃんが私の傍に来て、
「たかのぶくん。
さとう、たかのぶくん。」
と諭すように教えてくれた。
バレてたんや、お名前出てこんの。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。