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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2023年3月20日
卒園式のそもそも①・・・卒園児

一人ひとり、見ている世界が違い、

一人ひとり、そこで抱く思いが違う。

 

ということが、幼児期にはよく見える。

 

ある子は、「夢を語る」ということが、心に入らなかった。

「夢って何ですか?」

ということかもしれない。

 

今を生きる子どもたちにとって、

将来という枠組みは、理解し辛い。

何かに着目して、それに自己像を重ね合わせて、

初めて、「大きくなったら、~になりたい。」と言えるようになる。

今年は、結構に決まらない子がいた。

まぁ、真剣に考えてしまうと「分からん」で当然である。

 

ほとんどの子どもは、かっこいい、すてきと思うもの、

およびお友だちと一緒というように、

パティシエとかサッカー選手など、気軽に、

あるいは、そのときの本気で選ぶ。

 

それで、決まらない方々は、

「何を言われているんだろう、僕は。」から始まり、

「大きくなったら、って言われても・・・。」ととまどい、

「仕事って何があるんだろう」に至り、

友だちの言っていることに注目し、いろいろと考えてみるも、

しっくり来るものが今一見つからず、

そういうわけで、本番3日前くらいにようやく決まるというパターンであった。

 

そこから、「えっ、これをみんなの前でいうわけ!」ということになり、

「緊張する~。無理~。」となり、なんとか個人錬を経て、

本番は、まったくその悩みを感じさせない出来上がりを見せたのであった。

 

そもそも、何故それ?

というところで引っかかるのは大事じゃないだろうか。

そこに、丁寧に合わせていくと、

その子に、新しい何かが開ける。

 

子どものすてき。

 

 

 

 

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