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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2025年4月10日
パンチ

春がやってきた。

春と言えば、新入生の涙涙の季節である。

朝早く来る子たちがとても増えたので、

Y先生にお手伝いしてもらうことにした。

 

Y先生は、もと2歳児の先生なので、

3歳児になった朝早き彼らは大喜びである。

ある日、Hちゃんが、男子に髪を引っ張られてしまった。

この男子は、一日目、友だちをひっかき、

めっちゃ怒られたので、次の日はかみつき、

無言の圧力とおそらく保護者のお怒りを受けたので、

3日目のこの日は、髪を引っ張ったというわけだった。

 

春だのう。

 

何気に、手を替え品を替えているところに、

本人の努力を感じるが、次の日から落ち着いた。

 

それで、やられたHちゃんは、めっちゃ怒って泣いていた。

そばに行き、抱っこする?と手を広げるも、

目はあちこちに動いている。

 

Y先生だな。

 

だが、Y先生は見えない。

わんわん泣きながら、目は探す。

なかなか見えないので、差し出した私の手を握る。

 

「Y先生がいいのね。」

 

と、Y先生が2階から降りてきた。

だがしかし、このとき2歳のNちゃんが登園してきた。

今、Y先生のケアなくしてはなかなか難しいNちゃんである。

 

「あ、いかんで。Nちゃん来た。

Nちゃん抱っこせないかん、Y先生。」

 

とつぶやく。

Hちゃんは、Y先生を見て、Nちゃんが来ているのを見て、

ちゃんとあきらめたのだった。

そして、私の顔をぱーん!とパンチし、

その後、男子の謝罪を受け、「許さん。」と言ったのだった。

 

子どものすてき。

 

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