付き合いが長いというのは、すばらしいことである。
いろんな子がいて、いろんな子がいる。
いつも興奮している子が、興奮する。
そのはじまりに、温かくその背をさする子どもの手があった。
まだ、興奮に達していないそのときに、
察して支える子どもの手。
問題が勃発することは、大変なことなのだが、
その問題を包むやさしさが、
静かに自然に、子どもの心に育っていく。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。