彼には、ツボがある。
そして、そのツボが外れると、
そっくり返って泣く。
そして、後頭部をガン!と打つ。
その迷いのないそっくり返りぶり。
おもしろいけど、とても心配。
そこで先生は、そっくり返り予想地点に、
ざぶとんを置いた。
Yくんのすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。