体格体力測定の全国結果が出て、
若草幼稚園は、およそすべての項目で平均を上回った。
特に、体支持と補球が大きく上回っており、
最近心配されている粘り強さと動体視力がきちんと育っていることに、
喜びひとしおだった。
遊びって大事ですよ。
それもさまざまな遊びがね。
ただ一つ、平均と同じくらいのものがあった。
両足飛び越しである。
毎朝、忍者通りにおいてますよね。
毎日やってるはずですよね。
しかし、実態はどうであったか。
印の竹をまたいで歩く。
上にのってジャンプする。
視界にも入れず、通り過ぎる。
けとばす・・・。
というわけで、両足飛越をアフォーダンスする環境には、
ぜーんぜん、なっていないのだった。
置いてりゃいいってもんじゃない証左だね。
ちなみに、若草幼稚園的に、平成28年度の年長児よりも、
平成29年度の年長児の方が、格段に運動能力が高かった。
これは、子どもの可動域の広がりと関係している思う。
それを可能にしたのは、先生たちの心持ちだろう。
すなわち、見守る率が上がった。
基本、大人は心配ばかりするものである。
特に、祖父母の方々になってくると、それは顕著である。
およそ、未然に防ぎすぎて、重要な機会を逸している。
先生たちは、遊び保育を積み重ねるなかで、
子どもが自ら動いてつくっていく世界に慣れ、
安全の予想がつくようになったのである。
文化は育つ。
そして、遊びを通してこそ、子どもが分かる。
せんせいのすてき。