園長ブログ

せんせいのすてき

若草幼稚園は最高の幼稚園。

なぜかというと、20代から70代まですべての世代にまたがって、先生がいるからです。

若さもすてき、年寄り最高。

幼稚園の先生と言えば、「子どもたちが帰ったら何してるんですか?」 、これが何十年も変わらない質問です。

これに対して、いつも、「う、」 と黙ってしまう私たち。だって、いっぱいありすぎて、一言では言えません。

子どもを心からかわいいと思い、踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴ってみます。

2022.03.30

傾向と対策 つづき ・・・年少児

 

第2期は、それぞれの楽しさを後回しにできる時期である。

抱っこやぐるぐるやいろんなコミュニケーションを楽しみにするようになると、

「後回し」が可能になる。

そうすると、断固として「荷物が終わらないとしない」という姿勢を示すことができる。

ちなみに、抵抗勢力予備軍である彼らであるから、

なかなかにシワイ。

「わかったわかった。」と譲歩することもあれば、

決裂して間を置き、担任にタッチするということも多かった。

気持ちを切り替える、という点で人が変わるというのは、大変有効である。

一人で、何でもしようと思うのは、どだい無理だろう。

一人しかいない場合は、時間を置くことが有効である。

あっちもあの手この手。

こっちもあの手この手。

そうして、第3期がやってくる。

 

第3期.

これは、朝の準備はするもんだな、とわかる時期である。

どんなに抵抗しても、「自分でするもの」としてのあきらめが定着する。

そうすると、こちらは「待つ」ということができる。

 

この時期、シワイ子どもたちの行動には、驚くほどのムラがある。

卒園児の抵抗勢力たちもそうであったが、

どの子も生活技能自体は長けている子が多い。

手順もわかり、その通りに身体が動く。

だから、「する」と決めたら驚くほど、早い。

 

おねがい。

そうして、毎日。

 

という願いを込めて、こちらとしては、大変大げさにほめるわけだが、

客観的に見れば、そんなふうにさっさっとすれば心もすっきり、

いっぱい遊べるのにと思うが、本人がそれを実感するまでには、

驚くほどのもやもやとうつうつが必要であるらしい。

そして、それに自分自身飽き飽きしないと、前に進めないのである。

 

世話がやけるのう。

 

この第3期と並行して、

幼稚園生活への慣れと楽しいお友だち関係が育ってくる。

そうすると自由を手にして、友だちと楽しく遊ぶことを選ぶ姿へと変わっていく。

 

こうなると、朝の準備は、子どもたちに定着していくというわけである。

 

この第Ⅰ期から3期は、どの子も通ることが望ましい。

「いい子」も実は求めている。

このクラスは、男子の方がきちんとしていて、

いつもサッサッと済ませて遊びに向かっていたが、

私とシワイ子どもたちのぎゃぁぎゃぁ言うコミュニケーションをずっと横目で見て、

うらやましいと思っていたらしい。

しばらくして、わざと荷物を遅らせて、それを求めてくるようになった。

そのうちの一人は、大変しつこかったが、

それに応えているうちに、驚くほど表情が変わった。

その柔らかく、素直さに満ちた笑顔を見ると、

これまでの厳しい顔がよけいに印象深く思え、

この子のこの柔らかな表情を守らなければと思った次第である。

 

毎日から、いろいろと深く学ぶことができた。

 

保育のすてき。