森でシマヘビを理事長が捕まえた。
彼らに言葉が通じて、
「ヘビとかムカデは出てこんとって下さいね~、
特に10:00から13:00ね~、よろしく~。」
とか連絡できれば、するかしら。
私にとって、ヘビは課題の一つだ。
それで、水槽に入れて一時観察を試みた。
できたら、脱皮なんか見たいわぁと目論む。
しかし、何ともいえん、この薄気味悪さよ・・・。
このシマヘビは、お腹が膨らんでいた。
おそらく食べたばかりである。
だとすれば、1週間や2週間は餌がなくとも大丈夫だろう。
数年前、捕まえたマムシをどうすることもできず、
ペットボトルに入れて自分の机の上に置いていた経験から、
私はそれを知っている。
そのマムシは、少量の水だけで3ヶ月間生き、そして死んだ。
それを焼酎につけ、子どもたちの観察学習に使った。
このヘビには絶対に触ってはいけないと教えるためである。
その作業の間、死んでいるのに私の手は震えた。
そんなわけで、ある日、このシマヘビの環境を整えようと思い、
理事長にシマヘビを外に出してもらった。
その間、激しく抵抗するシマヘビ。
すごい筋肉である。
私は、勇気を出して、チョンと触ってみた。
それは、予想に反して非常になめらかであった。
恐怖心さえなければ、気持ちよいに近い。
私はその感触に驚きつつ、チョンとしか触れなかった。
続く。