今年の年長さんのテーマは、鳥である。
そのせいなのか、それとも、長年の付き合いの末つばめたちに情報が回ったのか、
どうしたことかというぐらい、巣作りが大賑わいだった。
迷惑なところも含め、至るところに巣を作ろうとする。
そして、心なしかどんどんこちら側に近づいてきている。
カラスを避けるためらしいが、それにしても近くないか。
至近距離で、いろいろと眺めることができるじゃないか。
そして、とうとう職員室の出入り口の上に作り始めた!
おのれ。
いくら縁起がいいと言ったって、
うんこを頭に落とされるのは、まっぴらごめんである。
そういうわけで、作り始めた巣を壊す園長。
「あ、なんか、つばめがおります。」
と優しい先生は言うが、
「いかんいかん、調子に乗りおって。」
と棒でつっつき追い払う。
そして、ガンガンと壊す。
今思えば、保存しておけばよかったよね。
なかなか、固いし、精巧な作りである。
そして、きれ~いに拭いて、職員室に戻った。
そして、つばめが戻ってきた。
おっ、気づいたのか。
ものすごい勢いで騒ぎ始めた。
つばめってよくしゃべるんやなぁと感心する。
4羽ほどが、ぐるぐると回って騒いだ後、
まだ騒いでいるので、先生が様子を見に行く。
「一人がものすごい勢いでしゃべって、もう一人が黙って聞いてます。」
なるほど、
「あんたがちゃんと見てないから、こんなことになるのよ!
どうしてくれんの!」
とか?
つばめも人間も変わらんなぁ。
つばめのすてき