実際は、われわれの反省なのであるが、
このモザイク壁画的制作には、
小さめの実がよかった。
くぬぎどんぐりは、大きかった。
だから、あんまり量がたくさんいらなかった。
「ちょうちょ」を制作したグループは、
このくぬぎどんぐりを使いすぎて、
ジンマシンの「ちょうちょ」になった。
「ジンマシンみたいや。」
と園長が言っていたと伝えてもらう。
というわけで、ジンマシンを取ることになった。
子ども、ノリノリで
「ジンマシン取ろう~、
あ、これも、ジンマシン。」
「いかん、これはぜったい取らんとって。」
(それは、こだわりの帽子つきくぬぎだった)
と、合計で30個ほどの、ジンマシンが取り除かれた。
そして、「ちょうちょ」は、無事治癒し、
線の役割をしていたくぬぎどんぐりの場所には、
イヌタデのドライフラワーが飾られ、
どんどんと色彩が豊かになっていき、クリムトの絵のような、
芸術的な「ちょうちょ」に変身したのであった。
子どものすてき。