知らぬ間に私の帽子をぶんどったLくんが、 職員室の奥に立てこもった。 「こりゃ、あけなさい。」 「いやだ。」 「あけて。」 「いや~。」 …続きを読む
Kくんは、朝、登園するなり、 ダンモグシ!といって花壇の前にしゃがみ込む。 いいなぁ。 このまっすぐな思い! 最高だな~。 ちなみに、私は …続きを読む
ある男が、部屋の隅で、 恍惚とたばこを吸っていた。 それは、製作の材料である黒いモールだった。 そして、彼は、「ただいまぁ。」とままごとコーナ …続きを読む
「先生、セミ取って~。」 「え~、先生、セミ取るの下手やけど、 よう、わからんし。」 というわけで、Lくんと一緒にセミを取ることになる。 夏 …続きを読む
お昼寝の時間、ピアノを弾きだすLくん。 な、何をするか。 その後、積木をシーソーにして、 ガタガタガタガタガタガタとうるさいので、 抱っこして外へ …続きを読む
雨が降ったり、止んだり、はっきりしないお天気。 小雨が降ってきて、年中さんと年長さんがお部屋に入った。 「雨、止んで!」という気持ちでテラスで …続きを読む
お泊まり保育では、いろんなドラマがあった。 Kちゃんは、おうち以外のところが苦手な子である。 おばあちゃんのお家に泊まるのも、苦手である。 そんな …続きを読む
ひよこ組さんで3人のお医者さんがあらわれた。 「お腹いたくないですか?」 「痛いんです、先生!見て下さい。」 というと、それぞれが私のお腹に聴診器 …続きを読む