作品展に向かって、驀進中の若草幼稚園。
間に合うのか!と鼻息の荒い学年もある。
今年の年少さんのテーマは、「花」である。
週に一度、先生がお花を買ってきて、
週末にはそれを分解して、いろんな観察をしてきた。
もちろん、においや感触も楽しみ、
森や園庭でお花に親しんで来て、
子どもたちにとって、花はお友達になった。
さて、お花を作る段になって、
花びらにはナイロン製のペーパーを選んだ先生。
クレヨンで色を塗ることもできるし、
ハリもあるし、なんとか、切ることもできる。
真ん中は、紙粘土で子どもたちが成形し、
そこに、花びらを刺して作る。
花びらの先には、とがったボール紙がついていて、
それで刺すというわけである。
試作品をみると、
花びらにギャザーが寄せてあった。
これで、より立体感は出るわけであるが、
これは子どもにはできない技術であり、
大人がやってしまうと、妙に均一になってしまっている。
確かに、ギャザーがある方がいいのは、わかる。
だけど、これじゃ、子どものものにならない、
とダメ出しする。
すると先生は、
花びらの両端に、とがったボール紙をつけた試作品を持ってきた。
これなら、一枚の花びらにつき、両端から2度刺すから、
子どもの手で、ギャザーらしきものができるわけである。
立体的な花になっていくわけである。
脱帽。
こういうのが、創造性じゃないかな。
実際、子どもたちの作ったお花のかわいいこと。
すばらしいこと。
鼻血が出ます。
どうぞ、幸せのお花をお楽しみに。
先生のすてき。