園長ブログ

せんせいのすてき

若草幼稚園は最高の幼稚園。

なぜかというと、20代から70代まですべての世代にまたがって、先生がいるからです。

若さもすてき、年寄り最高。

幼稚園の先生と言えば、「子どもたちが帰ったら何してるんですか?」 、これが何十年も変わらない質問です。

これに対して、いつも、「う、」 と黙ってしまう私たち。だって、いっぱいありすぎて、一言では言えません。

子どもを心からかわいいと思い、踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴ってみます。

2020.12.20

ちゃんと見てるよ

 

きりん組さんのお片付けの時間。

Sちゃんが、一人でままごとのごちそうが入った箱を棚に片付けたいといい、

Hちゃんも、一人でそれがしたいと言った。

なかなか、どちらが先とも言えず、

なかなかどちらも譲りそうになかった。

先生は、「一人でしたいの?」と交互に尋ね、

「二人で一緒にやらない?」と何度か提案するが、

どちらも頑なに、一人がいいと言う。

だが、不思議なことに、Hちゃんは、自然とHくんとその箱を持っている。

Hくんの何気なさですね。

 

それで先生は、随分とその二人の気持ちに付き合い、

それからSちゃんに、

「じゃあ、Sちゃん、このシート一人で片付けてくれる?」

と、ままごとに敷いてあるカーペットを指して提案した。

すると、Sちゃんが、「うん。」とうなづく。

「ほんと?これ、一人でやるのでいい?」と尋ねると、

「うん。」という。

 

見ていた、私は、「でかした。」と思った。

 

それで、先生は、大きすぎる最初を半分におり、

それから、Sちゃんと一緒に半分にした。

それから、もう一回を一人で半分にするところを、

別の子が来て、普通に半分にしてしまった。

 

え・・・。

 

と内心思う、Sちゃん。

 

先生は、ちゃんとそのSちゃんの表情を見ていて、

カーペットを小さくまとめると、

「はい。」と言って、
最後の片付けをSちゃんに任せた。

 

よかったね、Sちゃん。

先生、ちゃんと見ててくれたね。

ちゃんと、「一人で」って納得できるようにしてくれたね。

 

それにしても、このクラスの素晴らしいところは、

「一人でこれを片付けたい。」

という意欲を、ちゃんと2歳児に育てているところである。

つまり、片付けを「仕事に誇りを持つ」とか、「自立した素敵な自分になりたい」

という活動に位置づけているということである。

 

新人のすてきとクラスのすてき。