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日々わくわく
せんせいのすてき
毎日踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴っています。
2022年8月30日
セミたち

 

保育現場では、生き物が死ぬと、

墓を作って祈るというのが定番である。

命の大切さの象徴が、お墓というわけである。

 

だが、セミの雰囲気が違ってきた。

 

去年あたりから思ったことだが、

こう、虫取りかごの中で、大量に入れられてバサバサ暴れていると、

食料に見える。

そして、園庭にバタバタ死んでいると、

お墓作って、お祈りの気分も失せる。

 

そして、ふと気づいたが、

捕まえて逃がすが定番化している。

ほとぼりが冷めたら、放すというわけである。

子どもたちにとっては、捕ることと、

それが、クマだったりアブラだったり、珍しいミンミンだったり、

オスだったり、メスだったりすることが重要である。

それで、いいわけである虫取り。

 

そんなわけで、世話した結果で死んでいるよりも、

寿命で、バタバタと死んでいるセミのみなさん。

そこここで、アリが食料にしている。

去年は、土に還るように一か所に置いていた記憶があるが、

今年、私は落ちているセミを落ち葉と一緒にほうきで履いて、

畑にまいた。

「なんか、私、セミの死体ほうきで履いて、

葉っぱと一緒にしてるなぁ。」と思いながら、

そうしていた。

 

よくない?

 

虫と生きる自然な話。

 

 

 

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