今年の運動会は、お母さん、お父さんのすてきさが満開の運動会だった。
トップバッターのお母さんたちによるチアダンスは、
まっこと幸せを運んでくれた。
自主練を重ね、土曜日も集まって練習し、
子どもへの思いを、
その未来の明るさを象徴するかのように、
溌剌と笑顔で演じきってくれた。
そして、3年ぶりに復活したひっぱりっこでは、
こけようが、ひきづられようが、
絶対に縄を離さん!
という気合いの迫力を見せてくれた。
勝負を超えたシンプルなエネルギーのぶつかり合いが、
子どもの胸を打っただろう。
私としては、多くの反省と多くの申し訳なさと、
多くの放心が後でドバッとおそってきた雨の運動会だったが、
改めて深い感謝の念を覚える。
後日、残りを初の園庭開催で行ったのだが、
そこで子どもたちの心を奪ったのは、
保護者競技で見せてくれた竹馬だった。
次の日から、テラスには竹馬軍団が並び始め、
あっという間に乗れるようになった。
そして、竹馬をしながら会話する女子が現れ、
竹馬で、坂を登る子どもが現れ、
天狗かというくらいの高さで竹馬に乗る子も現れた。
一ヶ月も経たないうちに、
習熟以上の学習ぶりを見せる子どもたちに、
「憧れ」が何よりもすばらしい学びの栄養なのだと、
改めて思ったことだった。
保護者のすてき。