去年、あるクラスの断崖絶壁ぶりをここで書いたが、
今年は、静かにどのクラスも断崖絶壁を通過している。
何が原因だったかは、それぞれだが、
子どもが「その気になる」ということが重要な視点である。
子どもが「わかる」ことが大事。
子どもが「弾む」ことが大事。
子どもが「ノれる」ことが大事。
セリフが多すぎるとか、
ダンスを適当にしていると、
本人たちが「見せたい」と思うまでにならないとか、
リズムや呼吸を大切にした言い回しになってないとか、
自分は分かって、子どもは分かってないとか、
そんなところは、保育者の役割。
しかし、何より大切なのは、
見せ場が子どもたちにとって、やりがいがあって、
見せたいと思う内容であること。
その背景には、日ごろの遊びの充実が横たわっている。
子どものやる気がそこここで盛り上がり、
大きな渦となった時、
恥ずかしさを乗り越えるパワーが生まれ、
自己中心的な動きを抑制する大義が生まれる。
生活発表会は、これまでの経験を再構成する場。
表現する喜びの内側に、しっかりと学びがなければならない。
学びを確かにするのは、保育者の役割。
せんせいのすてき。