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日々わくわく
せんせいのすてき
毎日踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴っています。
2016年1月30日
体験が生むお話 ・・・生活発表会へ③

 

さて、りす組では。

「3匹のこぶた」で劇づくりを計画中。

手遊びや鬼ごっこで楽しんでいる。

が、「家」というところで、今一つ子どもたちの反応がピンと来ない。

 

わらの家とか木の家とか、レンガの家とか、

どんなのかなぁ。

 

そこで、虫の世界のお話にして、

ダンゴムシの葉っぱのお家と、ちょうちょのお花のお家と、

バッタの草のお家にしてみると、

とたんに子どもたちの顔が輝いた。

 

ダンゴムシは、葉っぱが好き。

その葉っぱの飛ばされやすさを子どもたちは知っている。

ちょうちょはお花が好き。

お花は折れやすく、はかないことを子どもたちは知っている。

バッタは草が好き。

草は風で揺れることを子どもたちは知っている。

藁の家と木の家とレンガの家よりも、ずっといろんなことがイメージできる。

だって、いつも森や庭で、虫に心を動かしているもんね。

 

いいねぇ。

 

体験は、記憶と共に表象(イメージ)する力をしっかりと育て、

表象する力は、世界を構成し、創造する喜びを育んでいく。

 

そうやって、先生と子どもが知を紡ぐ。

およそやらせてばっかりの保育では、

子どもが「ピンと来てない」ということを感じられる保育者の感性が、

どんどんと縮まっていき、そして消えていく。

 

体験と創造。

 

子どもとせんせいのすてき。

 

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