園長ブログ

せんせいのすてき

若草幼稚園は最高の幼稚園。

なぜかというと、20代から70代まですべての世代にまたがって、先生がいるからです。

若さもすてき、年寄り最高。

幼稚園の先生と言えば、「子どもたちが帰ったら何してるんですか?」 、これが何十年も変わらない質問です。

これに対して、いつも、「う、」 と黙ってしまう私たち。だって、いっぱいありすぎて、一言では言えません。

子どもを心からかわいいと思い、踏ん張り頑張る先生たちのすてきを綴ってみます。

2016.02.21

ごっこ遊びとは何か ②

 

年中さんは、うだうだの時期である。

保育者もけっこう悩む。

自分たちで意思疎通が図れそうで、図れないし、

やりとりを生めそうで生めない。

思いつきは、バンバン湧く。

お互いが言いたいことを言うので、脈絡を失い、

何やってるか、そのうちわかんなくなる。

そして、その原因を究明する知性もなければ、

その問題を言語化する知性もまだないために、

気がついたらその場所にいない、遊びが消えた、ということが多々ある。

そもそも、そうした問題を自覚して、解決しなければならない、

と思わない。

なんとなく、つまらないなぁ、で終わる。

 

しかし、思いつきを話す様はとても幸せそうだ。

ある意味、年少のときに、どれだけ、

友だちと身体レベルでノリの合うおもしろさを、

経験しているかがモノをいう。

だって、会話の中味よりも、口調とか、

私たち何かおもしろいことやってるよね的な結界が生むノリが、

おもしろいんだもの。

結界を張れるのが年中であり、

その結界がいつのまにか壊れてますね、というのが年中である。

 

ここで保育者は、さりげない情報の中継地点にならなければならず、

そうねそうね、と話を聞いてやらなければならず、

子どもの実にさまざまな葛藤に付き合ってやらなければならず、

さりげなく空間も整えてやらねばならず、

結構ご苦労である。

 

さて、ごっこは、現実社会を投影した構造をもつと楽しくなる。

 

自由で奇想天外であることは、とても楽しいことだが、

すぐに霧散するというデメリットを持つ。

そして、やりがいもあまりない。

 

つづく。