今日は、作品展でした。
いつも、大きな感動を与えてくれる子どもたちの作品。
大切なのは、保育者の環境の構成の上で、
我々の予想以上の展開をダイナミックに起こしてくれるかどうか。
これが、成功の試金石。
だから、保育者は、あの手この手を使って種まきする。
年長の今年の協同作品は、いろんな実や種、葉っぱを使って、
モザイク壁画のようなものを作った。
夜遅く、先生たちと作品を見ていた時のこと。
「コスモス」を作ったグループは、
結構出来上がりが早かった。
色彩が、茶色と白と、緑。
他のグループにくらべると、少し暗く見える。
「ここに、赤があるといいんだけどね~。」
「はい・・・。」
で、ちょっと、赤い実を置いてみる。
む。
やはり、ぱっと明るくなる。
「よし、ここにこれを置いちょって、
偶然、落ちてたことにしよう。
あら、こんなところに、赤い実が落ちてる~、
でもよくない~?とか言ってさ~。」
というわけで、ある場所に、ポトンポトンと
赤い実を落としておいて、担任が次の日演技的種まきをする。
必殺わざとら。
「ほら見て~。」
そして、子どもの目が輝く。
そして、絵は、赤い実がめっちゃ増えた、鮮やかなものとなった。
赤い実は、落としておいた場所にはなく、
別のところで大活躍をしていた。
保育者の種まき(提案)もね、
直接投げかける以外に、いろいろあるよね。
今回は、「事件的わざとら演技的種まき」でした。
せんせいのすてき。