なんと、若草幼稚園は、優良PTAとして、
文部科学大臣賞を頂くことになった。
すばらしい。
50年以上にわたる、
子どもへの保護者の愛情が、
一つの形を得たと言えるだろう。
そういうわけで、
代表の2名が授賞式に参加すべく、
忙しい中、わざわざ、東京に行って帰ってきた。
このいい方で、なんか伝わりますよね。
若草幼稚園のPTAには、二つの大きな理念がある。
一つは、どの子も慈しむ心を持つこと、
そして、もう一つは、子どもの憧れの対象となることである。
「先生」という存在にしか出会えない現代の子どもたちにとって、
さまざまな大人に出会い、慈しまれる経験は、とても重要である。
先生は、どこまで行っても、先生であろう。
この理念を実現するために、
多彩な活動があり、それが仕組みとして働いている。
その中核にあるのは、保護者自身の主体性である。
だから、くじ引きや持ち回りなどはない。
それをするくらいなら、活動を削減する。
そうして、
多くの活動が取捨選択されてきたし、
これからもそうなっていくだろう。
会計も独立している。
だが、世のPTA活動は、どうであろうか。
不要論が立つ巻いている。
それによって失うのは、
安心やセキュリティなのだが、
そもそも、それを実感していないし、
実感できる仕組みにもなっていないから、
今後も不要論は続いていくし、盛り上がっていくだろう。
押し付けられて、型どうりのことをやるだけの何がおもしろいのか。
苦痛なだけであろう。
この一般的風潮のせいだろうか?
授賞式は、なんとなくイマイチ・・・、
いや、イマヒャクな印象を受けた。
そんなわけで、イリオモテヤマネコ的若草幼稚園のPTA活動は、
その中身を本当に評価されたかどうかは不明な受賞に埋もれてきた。
だが、そもそも、この受賞を目指してきたわけではないので、なんてことはない。
ただ、受賞という節目を迎えられる実力を持っていたことだけは、確かである。
そして、それを理解し、推薦してくれた方が居ると言うだけで十分である。
今後、この受賞を節目として、
専業主婦家庭の減少に対応する組織改革へと、向かうことになるだろう。
世の中はどうであれ、我々のPTA活動は、
子どもを守り、育てるものである。
それを実感できる組織として、
これからも誇りをもって、歩んでいきたい。
若草幼稚園PTAのすてき。